第33回 正陽会(大槻能楽堂)

 

■【仕舞】「養老」/「夕顔」/「敦盛」キリ/「弱法師」

仕舞(しまい)とは・・・能の略式の演じ方の1つ。型どころ (クセ、キリ、段、道行、狂など) を舞い手1人が紋服、袴の姿で、4人程度の地謡だけで舞うこと。狂言には小舞といい、能の仕舞に似た舞いがある。

 

仕舞を初めて鑑賞しました。「養老」を演じられた前田飛南子さんの舞いやお声が素敵に思いました。略式なので内容をよく理解していないと楽しめない演目なので、細部にわたる鑑賞はまだできていないのですが、4演目とも単純に舞いの素晴らしさを感じました。

 

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■【狂言】「太刀奪」

今まで観た狂言の中で一番面白かったです。喜劇のお芝居はやっぱ上方の方がいいんでしょうかね・・・。役者さんのセリフの間などが絶妙で、会話がかみ合わない可笑しみがあるお芝居で、たくさん笑いました。(^〇^)

 

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能を鑑賞するには「詞章」を読んだ方がいいらしいのですが、今読んでも頭に入らないのでお話が理解しやすい演目を選んで鑑賞することにしました。今回の公演では「詞章」のレジメが配られました。客席の方はそのレジメを見ながら鑑賞する方もいらっしゃいました。今回の「卒塔婆小町」も「葵上 空之祈」も話がわかりやすくシテの方が女主人公なので、感情移入もしやすかったです。

 

■【能】「卒都婆小町」

 

シテは100歳になろうとしている小野小町です。落ちぶれて道端で出会った高野山の僧に物乞いをしたり、昔もてあそんだ深草少将の怨霊に憑りつかれたりして、最後は後世の成仏を願うことが本来の人の道であると語り真の悟りのに入りたいと志すところで物語が終わります。「老女物」といわれるこの能で、シテ方の老女をどう演じるかが見どころだったような気がします。腰を屈める所作で物悲し気に演じる上野雄三さんのシテ小野小町を鑑賞したあとカタルシスを感じました。

 

■【能】「葵上」空之祈

 

シテの六条御息所は「源氏物語」にでてくる女性の中でも、不幸だった女性の一人として描かれています。東宮の妃であった彼女は、未亡人になり年下の光源氏と恋に落ちますが、矜持の高い彼女をやがて源氏は持てあますようになり逢瀬も間遠になります。しかし、六条御息所は自分が認識する以上に源氏を愛したため嫉妬に苦しみ、源氏の正妻である葵上に生霊として憑りつきます。

 

能「葵上」では、その生霊を行者横川の小聖が追い返そうと激しく争う場面が見どころでした。後半のシテ・生霊(物の怪)の六条御息所を演じた上野朝義さんの背中に、青い炎が見えたような気がするほど迫力ありました。

 

※「『空之祈』の小書演出のため、通常と詞章が異なります」とレジメにありました。

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ヴァイオリニスト・神尾真由子

寒い勤労感謝の日。明日のレッスンのため大掃除をしました。久しぶりに体験レッスンがあるので、これから準備します。

 

バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ1番 アダージョ」より

 

若手の女性ヴァイオリニストの中で、日本人では神尾真由子さんが好きです。すごくいい音を出される音楽家です。ロシア人のピアニスト・ミロスラフ・クルティシェフさんとご結婚され、現在は一児のお母さんでもあります。

 

以前、私生活の様子がテレビで放送されていて、そのころロシアにお住まいでしたが、スーパーで卵を一つひとつ確認して購入されているのが印象的でした。ロシアでは割れている卵が混ざっていることが多いとのこと。すごくしっかりした女性で好感が持てました。

 

五嶋みどりさんといい、神尾真由子さんといい、普通の人の感覚を持っておられる音楽家が好きです。2019年に日本でコンサートがあるのでとても楽しみです。

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京の年中行事 當る亥歳 吉例顔見世興行◆糞都四條南座)

 

■『寿曽我対面』

初春を寿ぐ祝祭劇というだけであって、遊女・大磯の虎や化粧坂少将などの衣装がとても華やかです。役者の方がずらりと並んで進行する芝居は、初めて顔見世興行を観劇するものにとって気持ちが盛り上がる演目でした。活発で剛毅な曽我五郎役の愛之助さんのお芝居に見入ってしまいました。

 

■二代目松本白鴎・十代目松本幸四郎・八代目市川染五郎 襲名披露『口上』

テレビで観た歌舞伎座での役者さんたちがズラリと並ぶのとは違い、襲名の御三方と藤十郎さんと仁左衛門さんによる口上でした。そのぶんご挨拶の言葉が多く、襲名するにあたっての御三方のお気持ちを十分にお聞きすることができました。仁左衛門さんが染五郎さんを「筋のよろしい役者さん。これから楽しみ。」という言葉が印象的でした。

 

■『勧進帳』

武蔵坊弁慶の役は、多くの歌舞伎役者さんのあこがれの役という理由がわかったような気がします。芝居のほとんどが武蔵坊弁慶によるものが多く占めていて、この役をこなすには歌舞伎役者としての度量・器量を十分に兼ね備えなければ演じることができない、とてもカッコいい役なんですね。幸四郎さんは、今あぶらが乗り切っている役者さんのように思いました。舞台上に地方(じかた)という方が並び、舞踊のための音楽を奏でる演出も役者さんたちには気持ちいいものに違いありません。

 

■『雁のたより』

客席の皆さまがたくさん笑っていらっしゃいました。『寿曽我対面』に続き、壱太郎さんがヒロインを演じていらっしゃいます。とても可愛くてチャーミングな女形でした。

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歌舞伎役者・八代目 市川染五郎

 

11月に京都四條南座で行われる「京の年中行事 當る亥歳 吉例顔見世興行」の夜の部のチケットが予約できました。高麗屋の三代同時襲名の口上や演目≪寿曽我対面≫≪勧進帳≫≪雁のたより≫など観劇できます。

 

今年の1月市川染五郎を襲名した歌舞伎役者・藤間 齋くんは、犬のぬいぐるみを使って歌舞伎をテーマにした「犬丸座新聞」というのを発行していた可愛い少年です。

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宝塚市交響楽団 第64回定期演奏会(KOBELCO大ホール)

秋服を着て出かけたつもりでしたが、帰りはそれでも少し寒かったです。

 

兵庫県立芸術文化センターへは10年ぶりに行きました。無垢材で統一されている内装がおしゃれなホールです。≪ニュルンベルクのマイスタージンガー≫の前奏曲のライブも久しぶりでした。

 

 

12月15日にヒラリー・ハーンが来るようです。

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J.S.バッハ カンタータ「我が片足は墓にありて」 BWV156

指揮:ニコラウス・アーノンクール

ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

ソプラノ: クリストフ・ヴェークマン(ボーイソプラノ) アルト:ポール・エスウッド

テノール:クルト・エクウィルツ バス:トーマス・ハンプソン

 

今朝NHKーBSのクラシック倶楽部でベルリン古楽アカデミーの演奏会の番組を見ていると、アンコール曲がカンタータ「我が片足は墓にありて」でした。この曲の良さというか、しみじみくる感覚を覚えるのは、この歳だからかもしれません。顕現祭の曲で、暦に関係なく1月6日と決まっているらしいですが、晩秋にも合う曲だと思うのです。

 

◾顕現祭(けんげんさい)…元は東方教会の祭りであり、主の洗礼を記念するものであった。4世紀に西方教会に伝わり、現在の公現祭(顕現日)となったが、西方教会では主の洗礼の意味が失われ、幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝が記念の中心となり、異邦人に対する主の顕現として祝われるようになったもの。

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第144回定期公演 神戸市室内管弦楽団

 管弦楽:神戸市室内管弦楽団

 指揮:リューディガー・ボーン

 メゾ・ソプラノ:寺谷千枝子

 

 ■プログラム テーマ

 『無調への予感、詩が喚紀するもの』

 

 ・R.ヴァーグナー:

   ジーグフリート牧歌 Op.103

 

 ・R.ヴァーグナー:

   女声のための5つの詩

   「ヴェーゼンドンク歌曲集」Op.91

  メゾ・ソプラノ独唱:寺谷千枝子

 

 ・A.シェーンベルク:

   浄夜(弦楽合奏版)Op.4

 

 

 

 

 

 

好きなプログラムだったので、行ってきました。

 

 

初めて、神戸新聞 松方ホールへ行きました。約700席のホールです。神戸市室内管弦楽団はプロです。あらためて、アマとプロの違いを認識しました。期待以上に素晴らしい公演でした。

 

 

久しぶりにJR「神戸」駅で降りましたが、商業施設の開発がすごく進んでいて驚きました。

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びわ湖ホール オペラへの招待 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》


指揮:園田隆一郎   演出・お話:伊香修吾

出演:びわ湖ホール声楽アンサンブル   管弦楽:大阪交響楽団

美術:二村周作   照明:原中治美   衣裳:村上まさあき   音響:押谷征仁(びわ湖ホール)

舞台監督:牧野 優(びわ湖ホール)

 

ドン・ジョヴァンニ:五島真澄   騎士長:林 隆史   ドンナ・アンナ:藤村江李奈

ドン・オッターヴィオ:川野貴之   ドンナ・エルヴィーラ:船越亜弥   レポレッロ:津國直樹

マゼット:的場正剛   ゼルリーナ:山際きみ佳

 

初めて、びわ湖ホールの中ホールで観劇をしました。800席くらいのホールですが、よく見えてよかったです。オールジャパンの公演でバランスがよく、良い公演でした。ここの舞台美術は、毎回素晴らしいです。この度も少ない舞台道具や装置で有効に演出されていました。

 

 

今日は、蒸し暑い気候でした。琵琶湖は穏やかな景色でした。

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弦楽六重奏曲≪浄められた夜≫

大阪は夕方には雨が上がり、とても涼しく本格的な秋を感じました。

 

作曲:アルノルト・シェーンベルク

 

ヴィサンブールフェスティバル 2014年9月7日

 

演奏:エベーヌ四重奏団

ピエール・コロンベ (Pierre Colombet) 第1ヴァイオリン

ガブリエル・ル・マガデュール (Gabriel Le Magadure) 第2ヴァイオリン

ラファエル・メルラン (Raphaël Merlin) チェロ

マチュー・ヘルツォク(Mathieu Herzog)ヴィオラ

        &

アルノー・トレット(Arnaud Thorette)ヴィオラ

フレックス・ドレイク(Felix Drake)チェロ

 

窓外の秋の雲を眺めながら聴きました。

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歌劇≪ヴォツェック≫

作曲:アルバン・ベルク 指揮:ダニエル・バレンボイム 演出:パトリス・シェロー

ヴォツェック:フランツ・グルントヘーバー(バリトン) 鼓手長:マーク・ベイカー(テノール)

アンドレス:エントリク・ヴォトリヒ大尉:グラハム・クラーク(テノール)

医者:ギュンター・フォン・カンネン(バス) マリー:ヴァルトラウト・マイヤー(ソプラノ)

マリーの子供:ヘンリク・ツァウバーベルリン国立歌劇場合唱団、児童合唱団 録音:1994年4月、ベルリン国立歌劇場

 

ヴァルトラウト・マイヤーが、どのようにマリー役を演じるのか興味があり購入しました。悪くはなかったけれども、ぴったりな役という感じはしませんでした。マイヤーさんは「市井の女性・日常生活の疲れ」を表現するのは不向きのような気がしました。

 

この作品は今まで2作品みていて、今回で3作品目です。見るたびに「思うこと(感想)」が違うのは、現代オペラの特徴かもしれません。いわゆるオペラの代表される大作曲家のように、前奏曲や歌で印象を持たせることがありません。演劇寄りの舞台という印象があります。

 

今までは歌劇≪ヴォツェック≫の第3幕第1場「マリーの部屋。夜中。ろうそくの灯り」の場面が印象的でしたが、今回は第1幕第4場「医師の書斎、晴れた午後」が心に残りました。

 

この場面は、安月給のヴォツェックが内縁の妻・マリーやその子どもへ生活費を渡すため、医師の研究の人体実験となって小銭を稼ぐ様子が描かれています。医師と貧しい労働者・ヴォツェックの会話のやりとりが続きますが、二人の知性度(頭の良さ、賢さ)があまり変わりない会話のやり取りが続きます。ヴォツェックの方が、哲学的で本質をとらえているセリフが多く出てくるのです。

 

歌劇≪ヴォツェック≫の評は「現代社会を象徴している・・・。」というコメントが多いです。ということは、現代社会における格差社会っていろいろな要因に左右されるものではなく、運というか「紙一重なんかな〜。」と思ってしまいました。

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