松本清張の文学

晴れているけれど最高気温が低い感じです。野菜が高騰しているとニュースが伝えていました。

 

手元に残した松本清張の本『蒼ざめた礼服』(新潮文庫)

 

先日、フジテレビで松本清張原作の『砂の器』のドラマが放映されていました。松本清張の本は、中学生時代によく読みました。彼は下関に近い小倉生まれなので、文章表現の仕方に共感を覚えることが多い作家です。

 

今、唯一残してある松本清張の本が『蒼ざめた礼服』という小説です。なぜこの小説が好きだったのか明確な理由はわかりませんが、でも、もし私が男性だったらこの小説の主人公の片山幸一のような人物になっていた可能性が高かったからではないかなとも思います。

 

■『蒼ざめた礼服』あらすじ

大学卒業から四年。就職難で仕方なく入った会社の仕事に男は気が乗らない。だが、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに、政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入るや、持ち前の好奇心を発揮し始めた。しかし、独自に探っていた謎に、国会でも注目の特殊潜水艦の建造計画が絡んで、殺人事件まで相次ぎ・・・。国防問題と巨大軍需産業の闇を背景に描かれた白熱の社会派ミステリー。

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文学YouTuberベル

緑地公園の桜がまだ見ごろではないもよう・・・。

 

文学YouTuberベルさんは、「文学」に特化したYouTuberとして活動していて、今、出版界で注目されているとネットニュースでありました。

 

チャンネル「文学YouTuberベル【ベルりんの壁】」 2019年面白本ランキングより

 

チャンネル開設は2015年でしたが、 2017年に「YouTube NextUp」というクリエイター支援の強化合宿に参加し5日間ワークショップ受けて、動画編集に自信が持てるようになったとのことです。

 

YouTube NextUp コンテスト・・・入賞すると、YouTube Space で開催される 1 週間のクリエイター キャンプへの参加資格など、すばらしい賞品が贈られる。

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伊勢物語 全訳注(阿部俊子)

 

注文しておいた『伊勢物語 全訳注』の本が届きました。

 

■伊勢物語がもとになった戯曲

 

(能)

 

・『井筒』・・・シテは井筒の女の霊。旅の僧(ワキ)が大和初瀬の在原寺を訪れると、若い女が来て荒れた古塚に水を手向ける。女は僧にこれが在原業平の墓だと教え、業平と井筒の女の恋物語を話して聞かせるが、やがて自分はその女の霊だと名を明かして、かたわらの井筒の陰に姿を消す。夜がふけると、女は業平の形見の装束を身に着けてふたたび現れ「序ノ舞」を舞い、井戸にわが姿を映して夫の面影をしのびなどするが、夜明けとともに消えていく。

 

・『雲林院』・・・芦屋の里に住む公光(ワキ)は、幼い頃から『伊勢物語』を愛読していたが、先日不思議な夢告を受けたので従者たち(ワキツレ)を伴い、京都 雲林院へとやって来た。折しも桜が見事に咲いていたので、公光は一枝折ろうとする。するとそこへ、一人の老人(シテ)が現れ、古歌を引いて公光をとがめるので、公光も古歌を引いて応酬し、二人は風流な歌問答を交わす。その後、公光が先日見た夢の内容を語ると、老人は「それは『伊勢物語』の秘事を業平がそなたに授けようとしたものだろう」と告げ、自分こそ業平の化身であると仄めかして消え失せた。その夜、公光が雲林院に留まっていると夢の中に在原業平の霊(後シテ)が現れ、昔の二条后との逃避行を語り懐旧の舞を舞うのであった。

 

(歌舞伎・文楽)

 

・『井筒業平河内通』・・・業平河内通いの伝説を題材とし、惟喬(これたか)・惟仁(これひと)両親王の位争いを背景に、業平に対する生駒姫と井筒姫の恋争いなどを描く。

 

・『競伊勢物語』・・・春日の里に住む小よし、養女信夫と婿の豆四郎は惟仁方。信夫は惟喬方が玉水淵に隠した御鏡を捜し出した。信夫の実父紀有常は、惟仁方の業平とその許嫁の井筒姫を救うため、小よしの住居を訪れ、信夫と豆四郎を身替りにたてようとする。若い2人は喜んで身替りとなり、御鏡を得た業平と姫は、惟仁親王を帝の跡目にたてることができた。

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熱が出たとき、なんとなく読んでいた短編小説

下関は曇り。明日は大阪へ戻るけれども夕食後、風邪のため熱が出ている模様。早々に寝床に入りました。

 

 

まだ自宅で生活していた昔、学生のころ、熱が出ると芥川龍之介の短編小説『蜜柑』をなんとなく読んでいたのを思い出しました。今晩は、久しぶりに読みたいと思います。

 

芥川龍之介の書いたものの中で一番好きな作品です。

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檸檬(梶井基次郎)

丸善京都本店 マルゼンカフェ限定スイーツ「檸檬」700円(税込)

 

本当に久しぶりに梶井基次郎の『檸檬』を読みました。表現が色彩豊かで、鬱屈した心象を詩的に描いた文章で、こんなに美しい作品だったかと、ちょっと感動しました。

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現代文学講座「作家 山崎豊子の世界を語る」◆弊僅詑羝民館)

『仮装集団』は、一度も映像化されていない小説

 

対談「山崎豊子文学の魅力〜小説と舞台と人物群像」(下)

講師:有本忠浩さん(毎日新聞社 学芸部 記者)

   高橋俊郎さん(大阪文学振興会 総務委員)

 

【あらすじ】

大阪勤音(勤労者音楽同盟)に所属している素晴らしい企画力を持った流郷 正之(りゅうごう まさゆき)は、同僚達が密かにフラクション会議を開いているのに疑問を感じ、背後に隠れた政治的色彩に翻弄されていく姿を描く。

 

作中の大阪勤音(労働者音楽同盟)は、勤労者音楽協議会をモデルにしたものとのこと。まだ読んだことない小説なので、今度読んでみたいと思います。

 

■勤労者音楽協議会・・・会員制を基本に運営される日本の音楽鑑賞団体。通称は労音(ろうおん)。1960年代半ばには、192の地域組織が存在し、60万人を超える組織となったが、その後、急速に衰退した。現在では、各地に「勤労者音楽協議会」の名称だけでなく、「音楽鑑賞協会」「音楽鑑賞会」「新音楽協会」「コンサート協会」などの名称の40余りの組織が存在し、会員数万人の全国的なネットワークとして、「全国労音連絡会議」が存在する。

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現代文学講座「作家 山崎豊子の世界を語る」 弊僅詑羝民館)

写真は、山崎豊子原作・映画『ぼんち』(大映)のポスター

 

対談「山崎豊子文学の魅力〜小説と舞台と人物群像」(上)

講師:有本忠浩さん(毎日新聞社 学芸部 記者)

   高橋俊郎さん(大阪文学振興会 総務委員)

 

川西市の清和台公民館で行われた現代文学講座「作家 山崎豊子の世界を語る」に行ってきました。今まで、小説や映画・ドラマに触れたことは枚挙にいとまがないといって過言ではないくらい、大衆を引きつけた作家である山崎豊子についての講座です。

 

戦前まで毎日新聞大阪本社学芸部へ勤務したというキャリアを生かし、丁寧な取材のもと実際の社会で起きている人間模様を小説にした作家でした。私が前職で医学系の出版社にいたとき、ある大学の医学部教授が山崎豊子の『白い巨塔』を読み、あまりのリアリティーさに驚愕したとの言葉を今でも覚えています。

 

山崎豊子は大阪・船場の昆布屋のいとはん(お嬢さん)として育ちました。彼女の小説には、大阪船場の文化を綴ったものも多くあります。講師の有本忠浩さんが「たとえば、同じ大阪船場の文化を書いた谷崎潤一郎と山崎豊子では対照的である。」というコメントが印象に残りました。谷崎潤一郎は人間の感情を除いた視覚的なものを主とした文化を、山崎豊子は人間の欲や業に向き合った文化を表現しています。それぞれ琴線に触れる文学は個人の好みに分かれるところです。

 

谷崎潤一郎は純文学作家で山崎豊子は大衆文学作家というのが一般認識ですが、その境界線は曖昧です。「その小説を読んで一考させられたにつきる。」というのが私の文学読書の軸です。

 

個人的には山崎豊子の小説『大地の子』などは、緻密な取材をもとにしたものを土台にしなければ、あれほどの名作にはならなかったのではないかと思いますし、谷崎潤一郎のクリエイターとしての文体にも感動を覚えます。

 

両作家の不思議なパラドックスは、谷崎潤一郎は自分の心情や感性(好み)によって小説を書き上げ、山崎豊子は自分の感性や心情(好み)を除外して、実際に起こっている人間社会をもとに小説に書いたことです。どちらが感情的な作家なんでしょう? 船場の風情を書いたことだけの印象をいうと「己をさらけ出した」のは谷崎潤一郎の方で、市井の話題や風俗を扱った近松門左衞門的な文学は山崎豊子の方のような気がします。

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大家さんと僕(矢部太郎)

秋晴れの一日です。

 

 

以前から話題になっていた漫画であることは知っていましたが、最近初めて手に取って読みました。先週『徹子の部屋』に矢部太郎さんが出演されていて、本書の内容を少し紹介されていたのを聞き「読んでみたい。」と思ったのです。

 

 

すごく売れているとはいえない(ごめんなさい)お笑い芸人の矢部太郎さんが、新宿の一軒家の2階に間借りし、そこの1階にお住まいの大家さんとのエピソードを綴った漫画です。

 

大家さんは終戦の年17歳だったという、とてもお上品なご婦人で、矢部太郎さんも芸人さんとは思えないほど控えめな好青年です。本書を読みお二人が交流する日常の時間を共有することで、とても心が温まりました。

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能の本(辰巳満次郎)

 

また、台風がやって来るようです。

 

明日は、京都観世会館の「初秋の能」を観劇する予定にしていましたが、このぶんだと電車が止まる可能性大です。B席(一般2階自由)だったので当日精算するという 席です。午前中に電話で確認したら、明日交通機関が動かなければ行かなくてもそのままでいいとのことでした。

 

能の観劇は関西在住だと充実できないかなと思った時期もありましたが、こまめに「ヤフオク」や「オケピ」をチェックして手の届きそうな公演は行くことにしました。11月も予定していますが、明日の公演に行けないのはとても残念です。

 

能のガイドブックとして「能の本」(西日本出版社)を愛読しています。ストーリーを小説風に記してあるところがわかりやすいです。 

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クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」

 

22日の神戸のコンサート会場で、無料配布していたクラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」です。クラシック音楽愛好家の方々の中にはネットですべての公演情報をカバーされない方もいらっしゃるので、このような情報誌は嬉しいと思いました。また、演奏者のコメントがたくさん載っているので、コンサートの楽しみも倍増しそうです。

 

紙の雑誌はやっぱりいいですね。

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