日曜美術館「糸から生まれる“無限の世界”〜ヌイ・プロジェクトの挑戦〜」
日曜美術館は、2017年春に鹿児島の「霧島アートの森」で開催された知的障がい者施設「しょうぶ学園」の方々による「ヌイ・プロジェクト」の作品を紹介していました。
それらは、何年もかけ白いシャツを色とりどりの糸で埋め尽くした刺繍作品です。特徴は、針一本で縫い続けるというもの。何年もかけて刺繍を施したシャツはさまざまな色で埋め尽くされ、強烈な存在感を放っていました。
自由でエネルギーあふれる作品の数々はファッション界やアートシーンから高く評価されているとのこと。 ファッション誌編集者・松丸千枝さんの「(これらの作品には)根源的な強さ、トレンドや誰にどうみられているのではなく、作り手の人が本当にシャツに力を込めている(ことに引きつけれる)」の言葉が心に残りました。
■ヌイ・プロジェクト・・・[布の工房]から生まれた独創性を重視したプロジェクトとして、1992年より鹿児島「しょうぶ学園」で本格的に活動を開始。一人ひとりの個人ワークを優先させ、「針一本で縫い続ける」という独自のスタイル=行為から生まれてくる思いがけない表現や、そのプロセスにおいて表出する心の動き=心理や行動=アクションのすべてを「その人の個性」として尊重し、サポートすることを大切にしているとのこと。これらは、知的障害を持つ人たちの思いもかけない優れた才能が、アートやテキスタイルの分野に大きな刺激を与えるまでになっている。
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